2016年12月25日、中国は空母「遼寧」はじめ計8隻を西太平洋へ! 「新型大国関係」へ、第2列島線目指しA2AD戦略の野心アリ!(再掲)



オシマサの広場へ、ようこそ!

今回は昨年12月26日に表したものを再掲します。
中国の海洋進出に関するものとして、昨年12月後半時の
報道内容から思うところを上げています。

それでは始めます。


(再掲)
今回は中国がついにやる気を示したようなできごとです。
とはいえ、日本人にとってはうれしい話ではありません。

中国の空母「遼寧」を中心に、米国の「空母打撃群」を
模倣した艦隊が沖縄本島と宮古島の間を抜けたとあるの
です。

項 目

1 中国の行動は粋がりか?
2 米国への反発・挑戦か?
3 米国が上手に見える!


中国の行動は粋がりか?

今回の件を考えるとですね。
最初に頭に浮かぶのは・・。
中国は第1列島線をスパッと抜いた既成事実ができた!
と見なせることです。

 空母「遼寧」
 ミサイル駆逐艦3隻
 フリゲート艦3隻
 補給艦1隻

ほくそ笑んでいる!
そのように映ってきます。

中国にとって、あと第2列島線に達することで西太平洋
の自由航行が可能と考えられますから。
すると、習近平国家主席が唱えている。
「新型大国関係」具現化への布石にも見えるのです。

もしかするとですよ。
『A2AD戦略』の実践・実行と言えるかもしれません。

ですが、今回は第2列島線まで向かう意思はない様子。

むしろ、沖縄を抜いたら「台湾、オマエは終わりだ!」
と言いたいように映ってきます。


空母 遼寧


ちなみにこの話題で『A2AD戦略』を語る人は多く。
少々触れますと、このようなもの。


『接近阻止・領域拒否戦略』

Anti-Access/Area Denial:『A2AD戦略』
早い話ができるだけ中国本土から離れたところで外敵と
見なす者を迎え撃つ!・・ですね。

かつて、鄧小平が中国を押さえていた頃の考えが出発点
とされ、第1列島線と第2列島線へ進出し中国の抵抗線と
するものでしょう。


第1列島線

九州を起点に沖縄、台湾、フィリピン・ボルネオ島まで
の線。


第2列島線

伊豆諸島を起点に小笠原諸島、グアム・サイパンを経て
パプアニューギニアまでの線。


ということで、現在の中国の世界進出要領はこの考えで
継続中と見てよいのでしょう。
困ったものです。


習近平 尖閣諸島


続けますね。

とすると、今回の空母「遼寧」の動きは。
米国、ドナルド・トランプ次期大統領への牽制に見えて
きます。
そして、同時に中国の領域はここまで!
と、米新政権ができるまでの脅しにも映ってきます。

ともあれ、強圧的な姿勢を示していること。
これは間違いないでしょう。

米国への反発・挑戦か?

ところで、遼寧中心の中国艦隊が第1列島線を越えた!
この事実はトランプ次期大統領が12月11日『1つの中国
に縛られない』考えを明らかにしたこと。

こちらへの挑戦とも十分考えられるでしょう。
中国にとっては面白からぬ話に見えますからね。

そして、『1つの中国に縛られない』とは、米国が台湾
との関わりを進める自由があると言いたいのでしょう。
そこで、これが沖縄を守ることにつながると思うのです。

その理由は中国の艦艇が第1列島線を抜く障害になる!
・・と。
台湾に米軍が飛来するようになれば、中国にとっては。
何かと目障りであることは想像に難くありませんから。

もちろん、沖縄を守ることを目的に台湾と米国が繋がる
とは思えませんが、効果はあるかもしれません。

このことは12月4日のトランプ次期大統領のツイッター
に表れていたものと関連があると思うのです。

『南シナ海のど真ん中に』
『軍事的な構築物を作ることに同意したか?』
・・でしたから。

つまり、「西太平洋を中国の自由にさせない!」という
ものかと。

それゆえ、中国は「そうはさせるか、コンチクショウ」
と、今回反発に出たと見るのが一番素直な見方と思うの
ですが、見識のある方はいかが・・。


さらに言葉を続けると、戦車の国産化には自国の自動車
産業の成熟が必須とされるように、軍事力の支えは経済
力、これが大きい分野でしょう。

そこで、同時に中国のエンジンである経済分野に米国が
照準しつつあるようにも見えるのです。

次に続きます。

米国が上手に見える!

唐突ながらも、いずれ米国は中国を叩くと思うのです。
とはいえ、相撲をとるようにがっぷりと組むことはしな
いでしょう。

そして、そのための布石をトランプ次期政権スタッフが
進めているようにも見えるのです。

その一つはこれですね。
現在、中国が外貨(米ドル)準備高の減少を抑えるため
に米国債の売却にまで手を出している様子。
これに加えて、FRBが2017年に利上げ方針を持っている
ことです。

FRB:米連邦準備理事会

思うことは今以上に中国の外貨(米ドル)準備高は減少
同国からの資本流出が激しくなるのではないか?
と予測するのです。

もちろん、確からしさを云々できる予測ではありません。

ただ、もし、こうなればですよ。
今も下落を続ける人民元はもっと下がる!
これは想像に難くないでしょう。

そこで、講釈が長くなりましたがトランプ次期大統領の
政権は次の一手を打つのではないでしょうか。

すでによく言われていますね。

米中の貿易不均衡の拡大防止策として。
中国を「為替操作国」へ導いた後。
中国の経済力を弱らせてからですね。

軍拡化のスピードを鈍らせる!というもの。

要は正面切って叩くことはせず、相手のエンジン部分に
弾を撃ちこんで勢いをそぐ。
そのような動きを示すのではないでしょうか。

そして、話変わって。
日本の場合、トランプ政権となった暁には。
寄るなら徹底して、懐に飛び込むぐらいの覚悟が必要な
気がします。

米国の次期大統領は曖昧なことは容認しない!
そのように見えてくるのです。

オシマサ、僭越ながら斯く思います。

イメージ図は・・
出典:国土地理院ホームページ
国土地理院地図の一部を加工
(http://maps.gsi.go.jp/help/
index.html#manual)

(再見)


2017年11月17日から三代目が書きます

表現の傾向が変わるわけではありません。
文章が『である調』の終止形から『です、ます調』へ変
わります。
よろしくお願いします。
(2017年11月17日17:00からです。)


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