人手不足で規制緩和・・アベノミクス成長戦略の国家戦略特区で行う? もっと早くに・・の声も? しかし職業能力・サービスの質下げないか!


スポンサードリンク


唐突ながらも、このページ、修正しました。
(2018年1月12日)
拙がこのページをあらためて、文体に関し手を入れさせていただきました。ただし、当時の内容が変わるものではありません。

オシマサの広場へ、ようこそ!

人手不足で規制緩和

今回はハロワーク仲間と話したことから。
耳に入るもので、政府は国家戦略特別区域と言葉を選び
つつ、人手不足解消のため資格要件職場を無資格者にも
開放
する方向のようです。

それをあらためて仲間内に語ると、「何だよ」と仲間は
いささか不満顔です。

どうせ考えるなら、もっと俺たちが若い時にやって欲し
かった!とのこと。
というわけで、少々「いかなることか」と考えてみます。

話の節

1 政府の人手不足規制緩和のあらまし
2 職業能力の質は下がる?


政府の人手不足規制緩和のあらまし

今回、ハロワーク仲間から聞いた話とアトから見た新聞
報道をまとめると大きい点はこんな感じですね。

政府は人手不足を解消するために実態に合わなくなっ
た規制の緩和という理由で、今まで有資格者であった職
業分野に関し、無資格者でも携われるように関連する法
案の改正に動き出す

・・らしいのです。

対象は『国家戦略特別区域』の範疇ですね。

『国家戦略特別区域』
自民党のアベノミクス成長戦略の柱の一つであり、国家戦略特別区域法に定められたもの。目的は地域振興と国際競争力向上を図るため。
略称・・『国家戦略特区』

そこで、できることからということで、手はじめに医療
等イノベーションを目玉とした関西圏(京都府・大阪府
・兵庫県あたり)が該当するとあります。

※ 『国家戦略特区』は少々わかりづらい!ですね。

それでは続いて各論で迫ってみることにします。
最初に取り上げるのは保育の分野です。

『保育士の資格要件の緩和』

これは公立の保育所で正式な資格がなくとも職員として
の雇用
の道筋をつけるもの。

さらに、保育所の設置に関してこういうものもあります。

『認可保育所の設置要件の緩和』

結局これは最初の「保育士の資格要件の緩和」と関連す
るわけで、要は保育所の設置には基本的に保育所職員と
して、有資格の保育士の占有度規定があるので、まずは
緩めてほしい!

・・ということです。

そうすれば、必要な保育所設置の動きを加速させること
ができる!と言いたいのでしょう。

つまり、占有度を現状より下げれば、子育て経験のみの
お母さんたちも職員に迎えることができると考えている
のでしょう。


さらに、もう一つは観光分野。

『通訳ガイドの規制を緩和』

現行は観光ガイドの国家試験に合格してお金を頂戴する
ガイドができるのです。
それを変えようということでしょう。

そこで、その職務に関わる従事者に触れてみます。

『通訳案内士』

これは事実上の寡占業種と言えましょう。
どういうものか簡単に表してみますと。

〇 観光庁「通訳案内士試験」に合格する必要あり
〇 従事者は通訳案内士として登録される
〇 観光客に対して外国語通訳及び観光案内が可能へ
〇 インバウンド相手の観光ガイドのプロになる

以上が仲間から聞いた話ですけどね。
間違いはないでしょう。


ちなみに、ハローワークでの俺の仲間たちはこう言って
いましたね

もっと早く緩和する政府の動きがあれば。
「俺だってできるものもあったのに」なんて歯噛みする
ものもいました。

まあ、世の中こういうものでしょう。
「得をする者もいれば損をする者もいる」とね。
致し方ありません。

ただ、この政府の動きに関して、クソ真面目に考えると
この一連の話は一見よさげに見えますが、アトアト様々
な問題が生じるような気もします。

当方が心配するようなことではありませんが、せっかく
なので存念を述べてみます。

職業能力・サービスの質は下がる?

さて、これらを考えると。

基本は 性善説 に基づく規制緩和でしょう。

そこで心配なことが生まれてくるのです。
危惧する点とでも言えましょう。
この制度、基本的に繰り返しですが、無資格者でもです。
できるのです。
それに人間性がよければ、なお「よし」と思われます。

ただ危惧する点は、緩くなる分だけ詐称も登場するので
はないかということ。
たとえば通訳案内士に関しては、在日外国人が日本人と
偽り、韓国のような押し売り案内人をすることも考えら
れるでしょう。
それで、このあたりは大丈夫?と心配に思うわけです。

ただ、採用時に選考というふるいがある様子。
ですから、それほど野放図にはならないとは思いますが
それでも抜け落ちる!漏れる!・・はありますから。
気になるのです。


続いて、ここが一番触れたかったことですが、職業能力
・サービスの「質が下がることはありませんか」という
ことです。

それゆえ、政府の考えはどこまで緩和の窓口を広げるか!
そこがポイントに映るのです。

たとえば、保育士の資格要件の緩和の場合ですね。
これは確かに人手不足の解消、保育所の設置には役立つ
と思います。
しかし「悪貨は良貨を駆逐する!」の言葉が示すように
仕事の質、平準度は下がらないでしょうか?

当然、有資格者と無資格者では、素養・知識が異なると
思うのです。
江戸時代の金貨の貨幣改鋳のように金の含有量を減らし
再度、市中に金貨を流した場合、結果的に貨幣の価値が
下がったようにならないか!
ということです。

つまり、保育所の質を下げることが危惧される!
それが言いたいのです。

極端な話、子供が虐待を受けるなどの事件が生じる怖れ
がないとは言えないでしょう。
数が少なくとも、今までの内容より乱暴な面が強く表れ
ることも考えられると思うのです。
(錯誤、過誤が生じるのではないかということ。)
教育を受けたものがすべて専従者とは限りませんから。

少々、悲観的にものごと見ている傾向はあります。
それは自認しつつも、続けましょう。

そして、保育所職員の有資格者の占有状況によって。
保育所のランク付けが進む危惧もないとは言えないでし
ょう。

結果、下層に位置する保育所は怪しい存在になるのでは
ないか?ということです。

おまけに政府は公立保育所で働く正規職員と非正規職員
の待遇格差を縮める考えもある様子。
これは一見ハッピーに見えますが、本当によいのでしょ
うか?

今まで、有資格者になるために努力してきた正規職員に
後ろ足でドロをかけることになりませんか。
このように諸々感じるものはあるわけです。

ともあれ、今回の報道から無資格採用だけでも十分大判
振る舞いに見えるのに、よかれとしたことが有資格者の
やる気をそぐようなものにならないことを願うばかり。

最後に、再びこちらに触れてみます。
通訳ガイドの規制緩和の件です。
これが怪しい将来の端緒にならなければと思いますね。
「韓国も既にやっているぞ!」という話を聞きますけど。

本当によいのか?という疑問は付きまとうわけです。
日本は韓国と比較すれば、国民の遵法精神の成熟度合は
やや高いかもしれません。

とはいえ、日本も善人だけの国ではありませんからね。

有資格者かつ真面目に懸命に働く者が脅かされないこと
を、こちらも願うばかり。

規制緩和 特区

オシマサ、僭越ながら斯く思うのです。

(オワリ)

スポンサードリンク


 関連記事はこちら! 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ